就活を始める前に知っておきたかったこと

技術記事日記

はじめに

Enjapmaです。就活を始めた瞬間からおよそ1年くらい経ったので、そろそろ就活を始める人にとって有用になればと思い、就活を始める前に知っておきたかったことを書いてみようと思います。

この記事は、自分個人の経験に基づいて書かれたものであり、内容の一般性を保証しません。また、自分自身はソフトウェアエンジニアとしての就職活動を主に行ないその経験を記したものですので、他の業種の場合には当てはまらない事項も存在する可能性があります。また、この記事は就活生を応援・手助けしようとする目的のもと作成されたものであり、就活生を脅すためや、就活中・就活の終わった他の学生に対して優位性を誇示したりマウントを取るためのものではありません。ご了承ください。

1. 年収と受かりにくさはあまり関係がない

「年収が良ければ良いほど受かりにくい会社で、低くなるにつれて受かりやすくなる」と思ってましたが、実際にはそんなことはないようでした(実際自分の場合も、滑り止めのつもりで受けた会社に落ちまくってました)。

就活を始める前は、図1のように会社は一次元的に分布しており、その分布が提示年収と対応しているようなイメージを持っていたのですが、実際は図2のような多次元的な分布をしており、会社の方向性と最もマッチした候補者が採用される、といったイメージの方が近いようです。

図1 一次元的な分布
図2 多次元的な分布

2. 対策はしっかり目にしたほうが良い

対策はちゃんとした方が良いです。ある程度人気の企業であれば、その企業特有の対策をせずに受かることはあまり無いんじゃないでしょうか。

特に大企業であればあるほど、対策を前提とした選考内容になっているような印象を受けました。有名企業であれば、「(会社名) 面接 対策」などと調べれば、おおよそどのような内容が質問されるかなどが分かりますし、職種によっても「(職種) 面接 よくされる質問」などと調べればたくさん質問が載っています()。それらに対して、一通りどのような回答をするか用意しておくと良いと思います(特に英語面接なら、回答する際に必要となる語彙を把握しておくのも重要)。

個人的に思う一番効果的な対策は、同じ会社に応募する友人と集まって模擬面接をすることです。自分の弱い点を客観的に知ることができますし、他の応募者の状況を知ることもモチベーションの向上につながります。

自分の場合でも、最初は滑り止めのつもりでいくつかの会社を気楽に受けていたのですが、それらの会社に採用されることはなく、就活のスイッチが入り、対策をした結果内定をもらえた、という流れでした(その意味で、滑り止めのつもりで何社か受けておくことも大事だと思います)。

就活の対策にかける時間に対して、自分は以下の図3のようなイメージを持つようになりました。就活の対策は効果が出ているかどうか分からず不安になりがちですが、「新しい会社に応募するためには、応募そのものに時間をかける必要がある」点に注意すれば、獲得できる内定の数の期待値を最大化するためには、ある程度までは対策をすることが合理的であることが理解できると思います(特に、無対策時の成功率が低いと思われる場合=自信がない場合)。

図3 選考にかける時間と、内定獲得率の関係(イメージ)

3. 落ちても落ち込まない

1でも書きましたが、就活においては、「合否」と「候補者の能力」は完全に直結しているものとはいえないことが多く、会社との相性や、タイミング、運などによって左右されます。

なので落ちてもあまり気にしすぎず、(俺の良さを理解できないとは……w)くらいの気持ちで別の会社を探していくと良いと思います。

4. インターンも慎重に選ぶ

(これは多くの人が実践している中で自分だけがあまり意識しておらず、非常識を露呈してしまっているのですが……)インターンは経験を積めたり給料がもらえるのも魅力的ですが、多くの場合、事実上の選考プロセスの一環です。なので、「給料が良いから」といった単純な理由で選ぶのではなく、「もしその企業に内定をもらえたら……?」という視点でインターンする会社を選ぶと良いと思います。

5. 心理テストも真面目に受けるべき

この辺りから細かい内容になってきますが、意外と重要です。会社によっては選考の一環として心理テストのようなものを受けることを要求される場合があります(適性検査、などと呼ばれる)。他の選考の過程とは違い、フワッとした内容の設問が多いため、「こんなの適当に回答しても大丈夫やろ〜」と思って適当に受けてると落とされます。

就活対策サイトの情報によれば、「複数の設問に矛盾がある場合」に不合格となるケースがあるようです。あまりにも直感的に設問に答えていると、数十問前の設問とは矛盾する回答をしてしまうことも起こりうるので、注意した方が良いと思います。

6. エントリーシートの内容はコピーして保管しておくべき

提出したESの内容が後から確認できない形式を取っている企業も多くあります。他の企業に改めて応募する際や、同じ会社の別のプロセスで同じような内容を記述する場合があるので、その時に「あの時どんなこと書いたっけ……?」となると時間がもったいないので、一度書いた内容は保管しておくことをお勧めします。

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